レレカヴァルカンティは12世紀に建設されたカヴァルカンティ貴族所有の建物の4階に位置します.
ここはダンテアリギイエーリの友とも言われるグイドカヴァルカンティが15 ~ 16 世紀に創立したアカデミアクルスカという
イタリア語の原語として辞書創刊などに活躍した人たちの就学の場でもありました.その印に現在でも建物の壁にはこの名前をご覧頂けます.
15世紀の頃と同様に現在でもレレカヴァルカンティの窓からはヴェッキオ宮殿と共に見えるアルノルフォの塔
そしてオルサンミケーレ教会.特に1547~ 1555年にコジモ1世の命で作られた新市場のロッジアはその当時.絹織物.金銀細工が売られていました.
その後18世紀には麦藁市場として麦藁細工やレース編みが繁栄し. 現在も観光客相手にお土産物が売られ賑わっている場所です.
このように素晴らしい景色をお部屋から堪能して頂けるのもレレカヴァルカンティの立地ならではです.
もっとも観光客の方に馴染みが深いものとしてロッジアの新市場にはイノシシのブロンズ像があります.
ウフィツィ美術館にあるローマ時代の彫刻のコピーですが.イノシシの鼻を触ると幸せになれるということから鼻はピカピカに光ってます.
ちなみに口の中からコインを落としうまく排水溝に落ちればもう一度フィレンツェに戻れるというジンクスがあります.
是非お試しになってくださいね.